歯みがきの歴史 ~歯みがき粉 編~
歴史上で最古の歯磨き粉は、紀元前1500年の古代エジプトの医学書に記されているもので、「ビンロウ(ヤシ科の植物の実)」「ナイル川沿岸の土」を混ぜたものを使っていたと考えられています。時代が進み4世紀ごろには、エジプトでは「食塩」「黒こしょう」「ミント」「アイリスの花(アヤメ属の植物)」を粉末状にしたものを歯磨き粉として使っていたようです。それぞれが殺菌や解毒作用があり、現代と同じく口の中を清潔にするために作られていました。
日本では歯磨き粉が使われるまでは塩をつけて歯を磨いていたそうです。
日本最古の歯磨き粉は、江戸の商人より1925年に登場しました。「琢砂」という目の細かい研磨剤と「丁字」「龍脳」という漢方薬を混ぜたもので、口臭の予防、歯の着色を落とす効果がありました。その後、練り歯磨きが出回り、私たちが普段使っているチューブ型の変わっていきます。
先人の知恵から、私たちの今の口腔ケアにつながっているのです。当院では数種類の歯磨剤を取り扱っています。もちろん、歯磨剤のみの購入もできますよ(^^)
2025年09月12日 14:34
