妊娠中の歯科治療について
妊娠初期→過度の緊張や長時間にわたる治療は避け、応急処置にとどめます。妊娠中期→ほとんどの方が問題なく治療できます。
妊娠後期→母体に負担がかかるため、緊急を要しない限りは応急処置のみを行います。
【麻酔】急性症状で重症化を招く場合や外科処置を行う上で、局所麻酔が必要となる場合があります。歯科の麻酔は無痛分娩に使われるもので、体内に入ると肝臓などで分解され、尿と共に排出されます。麻酔薬が胎盤を通過することが無いため、妊娠中の方でも安全です。
【レントゲン】歯科のレントゲン写真は、顎や歯の周辺を撮影するため、直接お腹にX線が当たることはありません。
【薬剤】抗生物質は、胎児に悪影響を及ぼす薬があるため、妊娠8週以内では使用しません。鎮痛薬は、痛みによる精神的ストレスがある場合、比較的安全なものを処方いたします。いずれも必要性と安全性を計りにかけ、適切な時期や分量を十分考慮いたします。
妊娠の可能性がある方・妊娠中の方は、必ずお申し出ください。
2023年10月23日 09:47