歯はなぜ動くの? ~歯列矯正~
歯並びを治すには『矯正治療』と聞いたことがある方も多いと思います。硬い歯を動かすことは、どのような仕組みなのでしょうか?歯と歯を支えている骨(歯槽骨)の間には、クッションとなる歯根膜という組織があります。歯にブラケットとワイヤーを付け、小さな力を持続的に加えるとその力が歯根膜に伝わり、歯を動かす方向に歯根膜は縮みます。縮んだ歯根膜は元に戻ろうとして骨を溶かす細胞をつくり骨を溶かします(吸収)。一方、反対側は引っ張られて伸び、元に戻ろうとして骨を作る細胞をつくり、新しく骨をつくります(再生)。骨を溶かす細胞と骨をつくる細胞の働きで❝吸収❞と❝再生❞が繰り返されることで歯が少しずつ動いていきます。歯列矯正は骨の代謝機能を利用して歯並びをきれいにする治療なのです(^^)/
2025年12月17日 09:34
